2024/03/29

大阪デジ太郎塾 第7話 ~ピーティーさん株式投資にかかる取引コストでお悩み!!!~

大阪デジ太郎塾


この話は・・・
仕事・私生活ともに全力で楽しんでいるピーティさん。
充実した毎日を送っている彼女は、一つだけ「お金の悩み」が・・・。
そんな誰もが持っている悩みに、大阪デジ太郎と一緒に考えて
「お金を増やす」「投資」をテーマに もっと生活を豊かにするために奮起する話です。
デジ太郎塾 第7話 「ピーティーさん株式投資にかかる取引コストでお悩み!!!」  ぴ「株式投資についておさらいしたし、証券口座の開設もばっちり、、、 よく行くショッピングモールの人気店の中でも、最新トレンドファッションを取り扱うタコタコホールディングスが気になっているのよね。 タコタコホールディングスは上場してまだ3年だけど、もう全国で80店舗くらいオープンさせているみたいだし業績もそこそこよさそうだわ。 配当金も貰えそうだし、なんといっても株主優待の商品券が魅力的なのよね。。。」  で「ピーティーさん、タコタコホールディングスのことよー調べたんやな!」  ぴ「そうよ、デジ太郎!タコタコホールディングスの株式を買ってみようと思ってリサーチしたの。 今が投資するタイミングな気がするのよね。早速注文してみるワ!」  で「意気込んでるとこごめんけど、株式投資にかかる手数料と税金についても勉強しとこうや。」  ぴ「マンマミーア! 株式投資には手数料と税金がかかるのね…?!」  で「せやねん。ほんなら早速手数料の説明からしてくで。 ピーティーさんがタコタコホールディングスの株式を買ったり売ったりするやろ? そんときに証券会社に委託手数料っちゅう手数料を支払うんや。」  ぴ「委託手数料…! 買ったときと売ったときに手数料がかかるのね。 じゃあ、今タコタコホールディングスの株式を買ったらどのくらい委託手数料がかかるのかしら?」  で「タコタコホールディングスの今の株価は2,000円やな。 例えば100株買ったら代金は2,000円×100株=200,000円になるんやけど、この200,000円の代金に委託手数料がかかってくるっちゅうわけなんや。 委託手数料がなんぼかっちゅう話やねんけど、証券会社によって委託手数料のプランはさまざまなんや。 1取引ごとやったり、定額制やったり、なかには1日〇〇万円までは何回取引しても委託手数料無料、、、なんちゅうところもあるんやで。」  ぴ「ワオ!投資スタイルによって選ぶことができるのね。ブラボーね!  で「ピーティーさんも自分に合った手数料のプラン選んでな~。」  ぴ「オッケーよ!確認してみるワ! それでデジ太郎、税金についても教えてちょうだい!」  で「税金はな、株式投資で儲かったときにかかるんや。 配当金と譲渡益っちゅう利益にそれぞれ税金を払わなあかんのや。」  ぴ「会社が儲かってると株主に分配されるのが配当金だったわよね。 別名、インカムゲイン!(キラーン) 受け取った配当金に税金がかかるのはわかったけど…デジ太郎、譲渡益って一体ナニモノなの…?! 教えて!デジ太郎!」  で「譲渡益っちゅうんはな、株式を買ったときの価格より高く売れたときの差額の利益のことなんや。 例えばな、タコタコホールディングスの株価が1年後に3,000円になったとするやろ。 買ったときは200,000円やったのに、このタイミングで100株売ったら300,000円になったんや。 この差額の100,000円のことを譲渡益、別名…」  ぴ「あ!ハイハイ!キャピタルゲインね!」  で「…ピーティーさん、答えんの早すぎるわ(笑) 株式を売って利益が出たら税金がかかるっちゅうことや。 あ、株式を買ったときは税金がかからないから覚えときー。」  ぴ「オッケーよ! それでどのくらいの税金がかかるのかしら?」  で「上場株式の配当金、譲渡益にそれぞれ20.315% かかるんや。 所得税及び復興特別所得税15.315%、住民税5%・・・内訳はこないな感じや。」  ぴ「税金がかかるのは分かったワ! でも税金がかかるってことは何か手続きがしないといけないのよね?」  で「上場株式の配当金は会社から分配されるときに税金が源泉徴収されるんやけど、譲渡益は基本確定申告せなあかんのや。」  ぴ「カクテイシンコク…オーマイガー! 株式投資も一筋縄じゃいかないわね。。。」  で「ピーティーさん、心配いらんで。 こないだ証券口座作ったとき、特定口座(源泉徴収あり)っちゅうの選んだやろ? 特定口座(源泉徴収あり)で上場株式の取引をすると、証券会社が代わりに譲渡益にかかる税金を計算して、納税してくれるから、ピーティーさんがこれだけのための確定申告はしなくていいわけや。 ただ、非上場株式は特定口座に入れることができないから注意してな。」  ぴ「特定口座(源泉徴収あり)だと私の代わりにムズカシイ手続きもやってもらえるのね! そういえば儲かったときの話ばかりしてるけど、株価は下がることもあるわよね。 株式を買ったときの価格より安く売ることになったら損することもあるだろうし、 税金…確定申告…どうしたらいいのかワカラナイワ…」  で「ピーティーさん、落ち着いてぇや(笑) 特定口座(源泉徴収あり)で取引すると損益通算することができるで。 損益通算はな、上場株式1年間の取引の利益と損失を相殺することなんや。」  ぴ「…ソンエキツウサン?」 なんでそんなことするの?」  で「利益に税金がかかるって話したやろ? 例えば利益から損失を差し引きしたら、利益が少なくなったとするよな。 利益が少なくなったってことは…?」  ぴ「まさか支払う税金も少なくて済むの?!」  で「ピーティーさん、ビンゴや! しかも、上場株式の配当金の受け取り方法によっては、譲渡損益と配当金との損益通算もすることができるんや!配当金の受取方法は下の図でまとめてるから参考にしてな!ピーティーさんは上場株式の配当金の受取方法を株式数比例配分方式にしてるから、上場株式の譲渡損益とも損益通算できるっちゅうわけや。 株式数比例配分方式なら、配当金が自動的に証券口座に入金されるから、そこも便利ポイントやな。」  (配当金受取方法) 上場株式の配当金の受取方法	説明 株式数比例配分方式	各証券会社での保有株式数に応じて、各証券会社の口座で受け取る 配当金領収書方式	郵送された配当金領収書を銀行または郵便局で換金して受け取る 個別銘柄指定方式	銘柄ごとに指定した金融機関の預金口座で受け取る 登録配当金受領口座方式	すべての銘柄を指定した1つの金融機関の預金口座で受け取る              (損益通算)    ぴ「配当金の受取りを忘れることもないってことね! タスカルワ~。」  で「ほかにも金融商品でも損益通算できるもの、できないものがあるから、確認してみてや。 そんで、損益通算してもまだ損失がある場合はな、確定申告をすれば翌年3年間の利益と通算することができる繰越控除っちゅう制度があるで。 ただし! そもそも繰越控除の確定申告をしなかったり、損失の確定申告をした翌年に確定申告をしなかったりしたときは、繰り越せるはずの損失が無効になってまうからきーつけや。 たとえ株式の取引をまったくしてない年でも確定申告せなあかんからな~。」  ぴ「わかったワ!そのときはまたデジ太郎に相談させてもらうわね。 手数料と税金の勉強もできたし、、、タコタコホールディングスの株式を注文してみるわよ~!  で「お!ピーティーさん、いよいよやな~。 そのまえにたこ焼き食うて、一休みしよや~。」  ぴ「…デジ太郎ったら、仕方ないわね(笑)」

                             つづく~